このブログはフィクションです

西八戦闘

最近、西八の銭湯に行ってる。

 

西八の銭湯には色んな人がいる。

 

こないだ、たまたまラッパーのMがゴリゴリに入浴しているのを見てうお!youtubeの人や!と思った。胸にタトゥーがあるの初めて知ったりした。

 

いつも色んなタトゥーの人が入っていていいな〜と思う。民族的なものからおしゃれなもの、身近なものやノリで入れちゃいました!ヤンチャ!って感じななものまである。

 

壁に描かれた富士よりタトゥーを見てしまう。

あと筋肉。それどうやってそうなったんですかみたいなやつがいる。自分より貧相な身体の人はなかなかいなくて、みんな強いのかなあ。

 

たくさん食べて育ったんだろうなあ。

 

普通に入る分には470円だが、サウナをつけるとプラスで300円かかる。

俺はサウナが目当てなので必ず300プッシュする。そのかわり風呂上がりの牛乳もアイスも我慢する。そのかわり2時間以上入ってる時もある。

 

サウナ。水風呂。からの外の椅子でぼーっとするコンボは風呂から上がって四時間たった今も気持ち良さが継続してる。すごくない?

体がじわーっとまだしてる。

この銭湯の名物は炭酸風呂でなんか色々効能がある。炭酸が飛ぶから静かに入るのがルール。高熱だと炭酸が飛ぶので非常にぬるい温度。みんなこれが大好き。一番広い風呂コーナーだが、満員の時もある。

 

張り付いた炭酸で皮膚がなんか勘違いを起こして血管が広がり血流がよくなりなんか色々調子がよくなるようだ。重度の乾燥肌の自分もなぜかこの風呂なら入れる。

 

今日、水風呂から上がって炭酸風呂に入った時、キューーーーッと心臓が絞まる感覚がして「あ、死ぬかも」と本気で思った。

 

僕の爺さんも大衆浴場に浮かんで死んでてひいばあちゃんも風呂で死んでた。俺も風呂で死ぬのかあ、このまま救急車運ばれたら入院かなあ明日予約してたケーキどうしようと考えてた。

 

漫画も未完のままだしあと、母ちゃん風呂あぶねーってっていう顔とかT子の顔が思い浮かんだ。

 

ぶっちゃけ生きてた。風呂から普通に上がってしばらく座って休んでたら、収まった。懲りずにそのあと1時間以上入ってた気がする。800円分元取らなきゃ、ってより気持ちよすぎて出る機会を失う。特に一人だと。

 

たくさんの裸の人間がいる空間でぬるま湯に浸かるのは気持ちいい。最近は他人も悪い気がしない。むしろ好き

T子と蝿と花火たち

1日を思い出す

 

その日は10時過ぎくらいに起きて

11時30分まで布団でゴロゴロしていた。(本当は12時起きる予定で目覚ましもかけていたのだ)

 

昨日イヤホンに繋がず音楽を流してたら嫌に集中できた気がして12時までの30分間その実験のため漫画を描いた。やはり集中できる気がした。あとはすごく小さく流すのがコツで舐達麻のセカンドアルバムが一番集中できることがわかった。(なんで?)

 

30分たち風呂に入る。

換気のために窓を開けたらすげえ寒くて、すぐに閉めた。トリートメントもした。

 

12時50分

髪乾かして適当に服着たらもう駅に行かなきゃ行けない時間だと気づく。

 

Siriでその日の気温、服装と聞くとちょうどいい服が出る。いつもそれをしてから、上着を選ぶ。今日は台湾で買った内側がモフモフの服にした。駅に向かう。相手はもう着いていて俺は駅前の駐輪場らへんを歩いていた。ガラガラの駐輪場一階空 二階空 三階空

からがそらにみえると言われてから俺もそうみえる。

合流する。まだ飯を食ってないというので近所の小さなデパートに行く。

このデパート、四階の衣料品コーナーにはほとんど人がいない。それを見せて「ウケるよね」って言いたいから四階まで行こうという。ついでにレギンスもほしかった。

 

人が一人いて(人がいるとかあるんだなあと思った)年齢不詳の男性だった。マスクが流行してから年齢不詳ばかり。

 

T子のお母さんはこのての小さな衣料品コーナーに一日10件回る趣味があるらしい。散歩癖はしっかり遺伝してるな、と思った。(安い服をたくさん買ってしまう浪費癖もあるらしい。)

 

階段で下る。三階のトイレはすげーでかかった。知らんがな。駅が一望できる窓もあって「すごいねー」って言った。一階で惣菜とお茶とプロテインを買った。身体を高くしたい場合体重×2のタンパク質を摂取する必要があるとどっかのサイトで見た。このプロテインから取り込むことができるタンパク質の量は15gなので私の体重×2には全く達しないことになる。100グラムの鶏胸肉からは何グラムのタンパク質を摂取できるんだろう?

 

踏切を待ってる間、地域によって踏切の音って違いますよねって話をされた。「たしかにそうかも」と僕はいう。世田谷区の踏切の音は、怖いんだっけ怖くないんだっけ。

 

家に着く。まず手を洗う。タオルを持ってくる。今日は白いタオル。前回は緑のタオル。その日身体を拭いたのは黄色いタオル。

 

漫画を描く。許可を取り少し音楽を流しながら描く。「集中できてるなあ」と思うこともないくらい集中できて安心した。でも意識してしまって辞めた。Tはその日、漫画ではなく課題の脚本を書いていた。イメージボードには「川」とか「魚の死体」とか書かれていた。

 

魚の死体はでかくて白い鯉のような魚らしい。動画も撮ってあって「おー」ってなった。川の中をゆったり漂ってた

 

作業机の上をハエが飛ぶ。

Tは「今日もハエがいますね」という笑顔を浮かべる。

俺は冗談ぽく「相棒が…」といいながら手ではらう仕草をする。

すると「ティンカーベルですね」という。

ハエがティンカーベル。。非常にユニーク。

行方不明になった友達のことを思い出す。その子はピーターと呼ばれていた。そんなことを思い出しながら

「ハエがティンクなら僕はピーターだね」という。俺はピーターになってしまった。

Tは「事故物件に住んでる(ピーター)?」

という。ここがワンダーランドだ。

 

最近のモットーは「受容・共感・傾聴」だった。これは介護をする上での鉄則のようなもので相手の存在を受容し相手のできること、できないこと性格を考え、共感し心と言葉に耳を傾けるということだ。これは介護以外の人間関係にも有効で僕は無闇やたらに自分の話をすることが少なくなった。

しかし昨夜バグったように漫画が調子よく描くことができて普段より遅くまで書いてた。その時の精神状態は「エゴ、快楽、陶酔」なのでモットーとは真逆の思想だ。

 

言語のコミュニーケーションは本来あまり意味ない。。相手の顔を見て視覚コミュニーケーションのが相手は自分をわかってもらってる気になるし自分もなる。。だからなるべく顔を見て相手の顔に合わせる。笑ったら笑う微妙な顔は微妙な顔する。「何?」とは聞かない。。

 

つまりその日は喋りすぎたと思った。それに気づいて頭の意識を切り替えた。

 

寝てたらもう19時になってて近所のスーパーに行った。牡蠣食おうってなって牡蠣買ってパスタ買ってでも俺たち馬鹿みたいに食うからそれだけじゃ足りないよねってなってトマトとなんかうまいチーズを買った。

 

帰り道に

「私昨日のこと本当に何も覚えてないのよ。でも服薬中の薬がテーブルの上にあったから薬は飲んでないわ」って声を出してるおばさんがいて「(この街は)物語があるよねぇ」って話をした。一人で住む分には不安でいっぱいになる街だが完成の合う話す人がいるとおもろい街だと思う。

 

友達がうんこをしたくて帰宅を急いでる時に送ってこられた信号機の待ちボタンを連打してる

動画を見せてくれて面白かった。

 

イッセイミヤケのエプロンをつけて料理をした。牡蠣のジュノベーゼパスタとモキュモキュしたチーズのトマトの刺身。いい感じだった。雰囲気を味わいたくてジャージ内でジャケット着て食べたけど、さもしくて恥ずかしくなってすぐに脱いだ。

美味しい美味しいと言ってもらった。実家のガスが壊れてて料理ができないらしい。ついでに排水溝も壊れているらしい。

 

皿はすぐに洗った。エプロンをしてるとスイッチが入る。

 

食事を済ませて抗うつ薬を飲む。最近は元気だからいらない気がするけど、血行が良くなる気がして飲んでる。T子が勧めてくれたアッバス・キアロスタミ監督の「友だちのうちはどこ?」を見た。リアリズムな風景の中に男の子が浮いていて面白かった。出てくる子どもたちの顔がT子に似てて可愛かった。どんな風にして撮られた映画なのか非常に気になった。

 

23時になってた。ベッドに寝転び、天井を見上げる。カーテンの隙間から道路を走る車のライトが反射してうつる。僕たちはそれを「花火」という。車の音が遠くから聞こえると天井を見上げて「花火」がうつるのを待つ。音が近づいてくる。花火があがる。

たまに忘れながらもたまに花火の存在を背中に感じ抱擁をする。

 

体験でそれを覚える。

 

 

帰り残り二本のアイスをそれぞれ手に取り食べながら駅まで向かう。

なんで冷たい空気は美味しいんだろう。

ぬるいお茶より冷たいお茶のが美味しいからだよ。と考える。

 

 

 

 

お兄ちゃまはハンサムボーイ

今日はグループホームの利用者さんに

「お兄ちゃまは…」って目を見て言われて

 

何言い出すんだ…?と思ったら

 

「なんてハンサムボーイなの…」って言われて

嬉しかった。希死念慮の強い人だけど、私はとびきり笑顔を見せてこの人に「私の息子は可愛いわ」と言われるのが好きである。

 

男の子が生まれなかったのがずっとコンプレックスでそのことをいつも話してる。「息子ができたみたいで嬉しいわ」と言ってくれる。

そう言われると嬉しい。

 

自分のしたことが0センチで返ってくるから、この仕事はおもしろい。すぐ結果が見える。

 

まじめにいつも髭を剃っている。

じゃないと生えてるよって言われちゃうから。

 

ハンサムボーイなんて言葉どこからでてきたんだろうなと考えちゃう。あのまじめな顔でそんなおもろい言葉がでてきたら絶対笑う。

 

昨日は久しぶりに眉毛も整えた。

近いうちに髪型も流行りのとこで切ったりセットも覚えたい。ハンサムボーイって言われたいからね。

 

 

記録保存再生①

13時ごろに駅に迎えに行く。

 

僕の暮らす町には駅前にセーブポイントみたいな彫刻があってそこではいつも女子高生がたまっている。

 

ヤンキーがたむろするよりなんか身体を感じる。西八ヤンキーは夜行性で人が少ないところを好むので駅前にはたむろしない。近所のでかい公園にいつもいる。制服を着た女子高生は昼行性。

 

夕方、地元の商店で前髪がすべて髪の毛で隠れてる男のレジ打ちや、妙に縦揺れしてるイキッてる男のレジ打ち、マスクをつけてないお客様の入場禁止の店で咳をしながら早歩きで入店するおじさん。やけにかっこいいフェイスシールドをつけたおじさんがいた。

 

レジ袋をもらい忘れて鶏肉と卵を手で持って帰った。

 

t子は牛乳を持ってくれた。

夕飯はオムライスになった。

 

青いライトの交番

グルグルが横の美容室(満員)

草の伸びきった河川敷

 

24時になろうとするころ駅前で解散。

二人でセーブポイントに触れる。

昨日には戻れないが、昨日は確実にあった。

 

ことを実感する。

ラブロマンス介護〜小ネタ集3〜

便秘で苦しんでるお婆ちゃんのお腹をさすったり揉んだりしてたら途中、なんかすげえでっかい腫瘍みたいなものがあってなんだこれ…まさか癌とかなんじゃ…と思ってさすりながら執拗に撫でてたらまさかの垂れた乳で爆笑してしまった。

 

 

認知症のお婆ちゃんに口説かれるの、最初は悪くないなと思ったんだけど決め台詞が毎回一緒で頭おかしくなりそうになってる。

 

 

 

いつも指導してもらってる33才なスパルタ美人介護士のお姉さんが先輩介護士に川勝くんに厳しすぎるって言われたらしくてショボンとしてて「川勝くんは私に優しく教えてほしい?」って「優しく教えられるなんて嫌だよな?」みたいな声圧で聞かれても「はい」って答えたんだけど。また1人でブツブツ言い出して「自分も厳しくされたから厳しくする」って結論になったようで人の話聞く気なくてウケた。でもその日からちょっと優しくなった。多分

 

 

もう1人の介護指導してくれる人の声と性格がほとんど「ケンガイ」って漫画の白川さんにそっくりでまあ、その人40過ぎてんだけど白川さんの未来って感じると同じ時を過ごせることが嬉しくなる。まあ腹は何考えてるかまるわかりできつい人ではあるんだが、それも込みで似てて嬉しい。ちなみにバツイチで何人かわからないけど娘がいるらしい。いろんな意味で期待を裏切らず、ほんの少し幸せも感じてそれも嬉しい。ちなみに映画は忙しくて見る暇がないらしい。ぐっとくる。「うしし」って笑うし。可愛い〜

 

薬を噛むばあちゃんがいていつも「苦いね〜」って言う。「噛まないで飲んでね」っていっても必ず噛む。俺も家帰って薬を噛んで飲んでみたら「にげーじゃん、」ってなった。でもお風呂でおしっこするのってこう言う感じなのかな、ってなった。(したことありません)

ラブロマンス介護 〜小ネタ集②〜

ボケ老人たちを介護してる時、ふと愛しい人たちの顔が思い浮かんできた。「不老不死の自分と生涯を共にしてる人間の女」と言う設定で介護すると愛おしすぎる楽しすぎるしやばかった。重介護とされる人もよく表情や声を聴くとこちらに語りかけてることがわかった。「お前孫か?」とか食事介護の時「お前は食べなくていいのか?」とかうっすら感じる。聞こえる。その時に「俺は違いますよ」とか「食べながらTさんに食べさせてるんで大丈夫ですよ」と伝えると「ああ、そうか」と本当に返事をする。

俺以外の人間はTさんの声がまだ聞こえてないらしい。大変だった移動の介護もしっかり聞いて効率的、単純にわかりやすく話せば伝わることがわかったので一気に気持ちが楽になった。彼女は未知の生物なんかじゃなかった。誰にも気づかれずにずっとそこにいたのだ。見つけられてよかった。

 

 

ボケ老人と赤子は似てる。状況を伝えるすべがないところが似てる。ただ泣いたり、怒ったり感情でしか伝えられない。僕たちはそれがわからずに怯えたり、精神がすり減ったりするが実はしっかりと聞き取れば怖くない。トイレが高かったIさんはウェットティッシュでお尻を拭いてあげたらトイレが近く無くなった。お尻の穴が汚くなくなったからだ。周りの職員は誰も気づかない。

 

 

ラジオの電波を合わせるみたいにその人の正面に立つと呼吸というか相手の顔と声から理解が進む。ずっと。ボケ老人の相手は最初は戸惑ったけど今では周波数を合わせて彼女たちのことがよく理解できる。別にあいつらボケてない。なんていうか、こちらが聞き取りにくいだけなのだ。相手の声を。ラジオの周波数を合わせよう。

 

 

ひとつだけ嫌なのはお腹の力がないせいで踏ん張ることができずうんこをする際何度も何度もトイレに行くことだ。掃除の介助が大変。これはどうすれば周波数を合わせられるだろう。そんなことを考えている。

 

 

ラブロマンス介護〜小ネタ集①〜

1. 記憶がもたない車椅子の女性から浴槽介助を終えた際に言われた一言、

 

「お兄ちゃま、このご恩は絶対に忘れないわ」

 

 

 

2. 浴槽介助、80超えの異性の裸を毎日洗うのだが慣れると動物とか車を洗っているみたいでなんか楽しい。

 

 

3.夜に暗い部屋でテレビを流してる利用者様がいて「夜は退屈だからずっとここにいなさいよ」と色っぽく手を引かれしばらく手を繋いでいた。

 

 

4.私も若くなりたいなあと言われ「何歳くらいになりたいんですかー?」と聞いたら「ん」って指を指されて「22歳?そこが一番楽しかったの?なんで?」ってきいたら「そしたらあなたを口説けるじゃない」と満島ひかりをおばあちゃんにしたみたいな顔の人に言われた。

 

 

5.  5秒先の記憶ももたない利用者様に「これから何するの?」と聞かれたので「お夕飯ですよ」というと「嬉しいわね」と言った。その5秒後に「これから何するの?」と聞かれたのでまた「お夕飯ですよ」と答える。そしたら「嬉しいわね」の「う」の字が出かかったので声を合わせて「嬉しいわね」と言ったら偶然思ったことが一緒だったのかと思われ、笑いながら「可笑しいわね」と言った。

 

 

6.耳が聞こえないため普段は無口で男性嫌いの女性の足に軟膏を塗っていた際、何か言いたげにこちらをみていたので「なんですか?」とジェスチャーで聞いてみたら顔を赤くしながら「ありがとう」と言われた。

 

 

7. 男性職員がゼロの施設で僕が来た時に「初めまして今日からお世話になります」と言った挨拶をしたところ先輩が「若いからって手を出しちゃダメよ」と利用者様にいったところ「手は出さないけど足はでるかもしれないわね」と満面の笑みで言われた。

 

 

 

8.俗に言う「寝たきり」の利用者様はいつもうわごとを呟いていてそのキーワードを聞いていると大体何十年も前の光景が見えていることがわかって、夢の中を覗き見させてもらっているような不思議な気分になる

 

 

 

9.徘徊癖のある利用者が台風が近づいて来てる日に「おんもは天気がいいみたい」と言った。

 

 

 

10.盗難癖のある利用者の布団の中に木で出来たおもちゃの星が一つ見つかった