このブログはフィクションです

T子と蝿と花火たち

1日を思い出す

 

その日は10時過ぎくらいに起きて

11時30分まで布団でゴロゴロしていた。(本当は12時起きる予定で目覚ましもかけていたのだ)

 

昨日イヤホンに繋がず音楽を流してたら嫌に集中できた気がして12時までの30分間その実験のため漫画を描いた。やはり集中できる気がした。あとはすごく小さく流すのがコツで舐達麻のセカンドアルバムが一番集中できることがわかった。(なんで?)

 

30分たち風呂に入る。

換気のために窓を開けたらすげえ寒くて、すぐに閉めた。トリートメントもした。

 

12時50分

髪乾かして適当に服着たらもう駅に行かなきゃ行けない時間だと気づく。

 

Siriでその日の気温、服装と聞くとちょうどいい服が出る。いつもそれをしてから、上着を選ぶ。今日は台湾で買った内側がモフモフの服にした。駅に向かう。相手はもう着いていて俺は駅前の駐輪場らへんを歩いていた。ガラガラの駐輪場一階空 二階空 三階空

からがそらにみえると言われてから俺もそうみえる。

合流する。まだ飯を食ってないというので近所の小さなデパートに行く。

このデパート、四階の衣料品コーナーにはほとんど人がいない。それを見せて「ウケるよね」って言いたいから四階まで行こうという。ついでにレギンスもほしかった。

 

人が一人いて(人がいるとかあるんだなあと思った)年齢不詳の男性だった。マスクが流行してから年齢不詳ばかり。

 

T子のお母さんはこのての小さな衣料品コーナーに一日10件回る趣味があるらしい。散歩癖はしっかり遺伝してるな、と思った。(安い服をたくさん買ってしまう浪費癖もあるらしい。)

 

階段で下る。三階のトイレはすげーでかかった。知らんがな。駅が一望できる窓もあって「すごいねー」って言った。一階で惣菜とお茶とプロテインを買った。身体を高くしたい場合体重×2のタンパク質を摂取する必要があるとどっかのサイトで見た。このプロテインから取り込むことができるタンパク質の量は15gなので私の体重×2には全く達しないことになる。100グラムの鶏胸肉からは何グラムのタンパク質を摂取できるんだろう?

 

踏切を待ってる間、地域によって踏切の音って違いますよねって話をされた。「たしかにそうかも」と僕はいう。世田谷区の踏切の音は、怖いんだっけ怖くないんだっけ。

 

家に着く。まず手を洗う。タオルを持ってくる。今日は白いタオル。前回は緑のタオル。その日身体を拭いたのは黄色いタオル。

 

漫画を描く。許可を取り少し音楽を流しながら描く。「集中できてるなあ」と思うこともないくらい集中できて安心した。でも意識してしまって辞めた。Tはその日、漫画ではなく課題の脚本を書いていた。イメージボードには「川」とか「魚の死体」とか書かれていた。

 

魚の死体はでかくて白い鯉のような魚らしい。動画も撮ってあって「おー」ってなった。川の中をゆったり漂ってた

 

作業机の上をハエが飛ぶ。

Tは「今日もハエがいますね」という笑顔を浮かべる。

俺は冗談ぽく「相棒が…」といいながら手ではらう仕草をする。

すると「ティンカーベルですね」という。

ハエがティンカーベル。。非常にユニーク。

行方不明になった友達のことを思い出す。その子はピーターと呼ばれていた。そんなことを思い出しながら

「ハエがティンクなら僕はピーターだね」という。俺はピーターになってしまった。

Tは「事故物件に住んでる(ピーター)?」

という。ここがワンダーランドだ。

 

最近のモットーは「受容・共感・傾聴」だった。これは介護をする上での鉄則のようなもので相手の存在を受容し相手のできること、できないこと性格を考え、共感し心と言葉に耳を傾けるということだ。これは介護以外の人間関係にも有効で僕は無闇やたらに自分の話をすることが少なくなった。

しかし昨夜バグったように漫画が調子よく描くことができて普段より遅くまで書いてた。その時の精神状態は「エゴ、快楽、陶酔」なのでモットーとは真逆の思想だ。

 

言語のコミュニーケーションは本来あまり意味ない。。相手の顔を見て視覚コミュニーケーションのが相手は自分をわかってもらってる気になるし自分もなる。。だからなるべく顔を見て相手の顔に合わせる。笑ったら笑う微妙な顔は微妙な顔する。「何?」とは聞かない。。

 

つまりその日は喋りすぎたと思った。それに気づいて頭の意識を切り替えた。

 

寝てたらもう19時になってて近所のスーパーに行った。牡蠣食おうってなって牡蠣買ってパスタ買ってでも俺たち馬鹿みたいに食うからそれだけじゃ足りないよねってなってトマトとなんかうまいチーズを買った。

 

帰り道に

「私昨日のこと本当に何も覚えてないのよ。でも服薬中の薬がテーブルの上にあったから薬は飲んでないわ」って声を出してるおばさんがいて「(この街は)物語があるよねぇ」って話をした。一人で住む分には不安でいっぱいになる街だが完成の合う話す人がいるとおもろい街だと思う。

 

友達がうんこをしたくて帰宅を急いでる時に送ってこられた信号機の待ちボタンを連打してる

動画を見せてくれて面白かった。

 

イッセイミヤケのエプロンをつけて料理をした。牡蠣のジュノベーゼパスタとモキュモキュしたチーズのトマトの刺身。いい感じだった。雰囲気を味わいたくてジャージ内でジャケット着て食べたけど、さもしくて恥ずかしくなってすぐに脱いだ。

美味しい美味しいと言ってもらった。実家のガスが壊れてて料理ができないらしい。ついでに排水溝も壊れているらしい。

 

皿はすぐに洗った。エプロンをしてるとスイッチが入る。

 

食事を済ませて抗うつ薬を飲む。最近は元気だからいらない気がするけど、血行が良くなる気がして飲んでる。T子が勧めてくれたアッバス・キアロスタミ監督の「友だちのうちはどこ?」を見た。リアリズムな風景の中に男の子が浮いていて面白かった。出てくる子どもたちの顔がT子に似てて可愛かった。どんな風にして撮られた映画なのか非常に気になった。

 

23時になってた。ベッドに寝転び、天井を見上げる。カーテンの隙間から道路を走る車のライトが反射してうつる。僕たちはそれを「花火」という。車の音が遠くから聞こえると天井を見上げて「花火」がうつるのを待つ。音が近づいてくる。花火があがる。

たまに忘れながらもたまに花火の存在を背中に感じ抱擁をする。

 

体験でそれを覚える。

 

 

帰り残り二本のアイスをそれぞれ手に取り食べながら駅まで向かう。

なんで冷たい空気は美味しいんだろう。

ぬるいお茶より冷たいお茶のが美味しいからだよ。と考える。